ロシアの二地域居住「ダーチャ」
みなさん、こんにちは。
地方と都会に二分の一住むという選択
ココトココ事務局です。
皆さんは、ロシアの二地域居住「ダーチャ」という暮らし方をご存じでしょうか?
ダーチャとは、日本でイメージする別荘とは違い、一般的には質素な小屋という感じの建物なのですが、旧ソ連時代から週末や夏休みを利用して訪れ、野菜菜園などをしながら地方暮らしをする二地域居住です。ちなみに、首都モスクワ州では、住民の3分の1が菜園を持っているそうで、一説ではモスクワ市民1,000万人のうちの75%が持つのだとか!?。そのおかげで、ロシアのジャガイモ生産量の92%が自給自足で賄われているとも言われているそうです。
しかも、その歴史にも驚きです!それは、第二次世界大戦後、ソ連政府はモスクワへの核攻撃を想定し、郊外に向けて避難道路を整備し、大勢の市民が迅速に避難できる道路を作った結果、道路に沿って数多くのダーチャができることになったのだとか!?。万一の場合、郊外での避難生活も可能になるため、ダーチャの保護政策が取られたというのだから、ほんと驚きです。まさに有事の際の避難のために作られたものでした。それが平時では、のんびり田舎暮らしをする場所となり、さらに、今日の新型コロナによるロックダウン下でも、ダーチャへの移動は許可されているそうで、やっぱり二地域居住は有事にも有効だなーと思いました!
このあたりの詳しいことについては、お勧めの本があります。
「ダーチャですごす緑の週末」 豊田菜穂子 (著) WAVE出版
興味ある方は、ぜひ読んでみてください。世界、特にヨーロッパでは、独自の自給自足的菜園ライフがあり、大変参考になると思いますよ。
ご相談、質問などございましたら
「ココトココ」事務局までご相談ください。
「二拠点」経験者が、お話を伺います。
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