「認知能力」と「非認知能力」

1/2住む 都会と田舎の違い

みなさん、こんにちは。
地方と都会に二分の一住むという選択
ココトココ事務局です。

皆さんは、人間の能力に「認知能力」と「非認知能力」という2つあることをご存知でしょうか?

「認知能力」とは一般的には知能検査(IQ)で測定できる能力のことを言うそうで、「非認知能力」とは、数値化できない「生きていくために必要な能力」のことです。
例えば、協調性やコミュニケーション力など数値では測りにくい能力全般を意味します。

人生100 年時代と言われる今、子を持つ親としては、「自分の子どもが主体的に自ら考え行動できる人に育って欲しい」と思うのは、誰しもが持つ普通の感情ではないでしょうか。

先日、森のようちえんの勉強会に参加してきました。この「非認知能力」を高める方法の1つに、「自然の中で遊ぶ」ことがとても重要な影響を与えるというお話がありました。

振り返ると、自然は、本当にたくさんのことを教えてくれますよね。木登りも川での水遊び等も、自らどこまで進んだら大丈夫か?と、子ども自ら考え行動して、1つずつ学んでいくのがわかります。(見守る親は、ハラハラドキドキの心境ではありますが!)

また、そんな私たち人間の脳の約 9 割は「6 歳まで」に作られるそうです。生まれたばかりの赤ちゃんの脳の重さは、平均して約 320 グラム。
しかし、6 歳になる頃には約 1,300 グラムにまで爆発的に大きくなるそうです。

この爆発的な成長は、脳細胞が増えているわけではなく、脳細胞を結んでいる結合部分のシナプスや、その間の配線が伸びることによって、重さが増しているとのことです。

ちなみに、大人の脳の重さは、平均して約 1,450 グラムだそうですから、
このことから、「脳の約 9 割は 6 歳までに作られている」ということがわかります。

つまり、幼児期の脳は、たった 1 ヵ月で大人の 10 年分の発達を遂げると言うことになりますね。

うーん、本当にスゴイです。幼児教育の重要性を考えさせられます。

経済学の言葉で「地下経済」という、少し怖い?言葉があります。
地下経済とは「GDP で計算できないものを」を表すのですが、たとえば、麻薬の密売、違法賭博、脱税で徴収を免れた資金だけでなく、なんと主婦の家事労働のような金銭の授受がない活動も広義の意味で同じ括りになるそうです。

初めて聞いたときは「びっくり仰天」しました(笑)。
育児も家事の中に含まれていると思いますが、いずれにしても、特に育児は、経済活動の指標では表せない、次元の異なる社会においてとても重要なことですよね。

「男性も育児をする時代」というのは、男性・女性の平等性以上に、「子育ての価値観」をもっと変えていくことが大事なのでないかと、思った次第でした。

そのような中、子どもをもっと自然豊かな環境で育てたいと考える親も多いはずです。仕事の関係等で都会暮らしが必要な子育て世帯で、自然豊かな環境で子育て望む方に、「地方でも子育てできる環境整備を作るべきでは!?」と、
思った勉強会でした。やはり「二地域居住の可能性」をますます感じるこの頃です。

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