お宝探しから見えてきた、空き家活用の本当の課題

1/2住む 都会と田舎の違い

みなさん、こんにちは。

地方と都市に二分の一住むという選択

ココトココ事務局です。

5月30日(土)、芳田自治協議会と一般社団法人紡が協力し、落方町で「日本家屋大掃除大会」を開催しました。

この企画は、ボランティアの皆さんと一緒に空き家の片付けを行いながら、昭和レトロな食器や道具など、気に入った品があれば家主さんの了承のもと「100円の寄付」で持ち帰ることができるというものです。当日は28名が参加。いつも芳田地区の活動に関わってくれている関西学院大学の学生をはじめ、小野市や三木市からも参加者が集まりました。また、市長にもお越しいただき、活動の様子を見ていただきました。

参加者の皆さんは、お宝探しを楽しみながら片付け作業を進めました。古い家の中には、今では見かけなくなった食器や道具、昔の暮らしを感じさせる品々がたくさん残されています。図面や写真だけでは分からない古民家の魅力や構造を実際に体感できる機会にもなりました。みんなで力を合わせて作業を進めた結果、家の中は見違えるほどすっきり。お昼は羽釜で炊いたご飯をみんなで楽しみました。空き家活用に向けた大きな一歩となりました。

空き家は「モノ」ではなく「思い出」

今回、特に印象的だったのは家主さんのお話です。

家主さんは本来、この家に戻って暮らすことも考えていたそうです。しかし、ご家族の健康上の理由や生活環境の変化から、現実的には住み続けることが難しくなりました。空き家問題というと、「使わないなら貸せばいい」「売ればいい」と簡単に考えてしまいがちです。しかし実際には、長年暮らした家には家族の思い出が詰まっています。先祖から受け継いだ家だからこそ、簡単には手放せない気持ちがあります。

家主さんは今回の片付けについて、

「業者に全部任せることもできるけれど、自分も一緒に作業することで気持ちの整理ができた」と話されていました。

思い出の品を一つひとつ確認しながら、「これは残そう」「これは次の人に使ってもらおう」と判断していく。その時間こそが、空き家活用へ踏み出すための大切なプロセスだったのかもしれません。

空き家活用に必要なのは人とのつながり

今回の大掃除大会を通じて改めて感じたのは、空き家活用は建物の問題だけではないということです。空き家の裏には、家主さんの思い出や家族の歴史があります。そのため、制度や補助金だけでは前に進まないことも少なくありません。だからこそ、地域の人が寄り添い、一緒に片付け、一緒に考えることが大切です。空き家活用は「家を片付ける活動」ではなく、「人の気持ちに寄り添う活動」でもあります。今回の大掃除大会は、空き家が次の世代へ引き継がれていくための第一歩であり、地域のつながりの大切さを改めて感じる一日となりました。

ご相談、質問などございましたら

「ココトココ」事務局までご相談ください。

「二拠点」経験者が、お話を伺います。

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