地方あるあるシリーズ -普請(ふしん)-

1/2住む 都会と田舎の違い

みなさん、こんにちは。

地方と都会に二分の一住むという選択

ココトココ事務局です。

皆さんは、「普請(ふしん)」という言葉を聞いたことありますか?

おそらく、地域で呼び方は違うと思いますが、「普請(ふしん)」とは、元々仏教用語らしく、「普く人に請い(あまねくひとにこい)、力を貸してもらい工事などを進める事」の意味(だそうです。)そこから、地域の公共的な施設や基盤を地域住民で維持していく、社会奉仕的な活動に意味に広がり、建築・土木や修繕・維持管理などの作業のことを「普請(ふしん)」と言うようになったとのことでした。

先日、地域の用水路掃除に参加したのですが、この名称も、まさに「溝普請(みぞふしん)」。

「普請(ふしん)」って、一体どういう意味??と、疑問に思い周囲に聞いてみたところ、地域住民もわからない人もいるぐらい(笑)、ある意味、日常生活の当然の言葉として使われている言葉でもあります。

ご覧のように、用水路に溜まる、草刈り後の雑草やごみを、鋤簾やスコップで取りに除き、用水路に水がスムーズに流れるように掃除していきます。作業内容は至って力仕事(笑)。高齢化も進んでいますので、なかなか大変な作業です。

しかしながら、このような作業はとても大事な側面もあります。「社会基盤をみんなで大切に使う」ということも大事ですが、プラスアルファとして、「近隣住民同士の会話・交流の機会」にもなります。特に、このコロナ禍の影響で、交流が制限される時代では、なおさら大事です。なぜならば、日常からのご近所づきあいが、有事の際に、お互いが助け合う大きな原動力になるから。このような共通の作業を通して、交流を深める機会は貴重だと思いますし、なるべく積極的に参加されることをお勧めします。これも、地方独特のあるある事情ですね。ちなみに、この溝普請が終わった後に、田んぼに水が張られ、田植え作業が始まります。季節のサイクルを感じますね。

ご相談、質問などございましたら

「ココトココ」事務局までご相談ください。

「二拠点」経験者が、お話を伺います。

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